職場近くに住むメリット・デメリット 2年職場近くに住んだ20代男性の末路【徒歩7分】

会社の転勤に伴って、いっそのこと会社オフィスの近くに住んでやろうと思い、とにかく近いという理由で今の場所に引っ越した。

というのも最近は、お金より時間!会社に近いところに住め!という主張で溢れていて、実際にやってみようと思ったからだ。

実際に住んでいた場所の詳細としては、会社まで徒歩7分(信号込み)の大阪市 1K6畳RC構造、冷蔵庫置場なし(ミニ冷蔵庫はあり)、独立洗面台なし、風呂トイレ別、室内洗濯機置場という物件。

世の中の大半の人にとっては、家賃が高くなるというデメリット以上にどんなメリットを得られるのか気になるところかと思う。

今回は、2年会社近くに住んで味わったメリット・デメリットを惜しみなく紹介していくから、ぜひ読んでほしい。

また引っ越してから思いがけない「こんなはずじゃなかった!」ということを避けるためにも、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

先に行っておくと、メリットが大きいが、デメリットも無視できないくらいに大きい。

2年間職場徒歩圏内に住んだ身からアドバイスするならば、やめた方がいい。と伝えるだろう。反論もあるだろうが、まずは私の言い分を聞いてみてほしい。

まずはメリットからだ。

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メリット:朝、時間に困らない

この朝の時間が有効に使えるという点は、確かに素晴らしいと思った。

というのも、転勤前に住んでいたところから職場までは電車で40分、徒歩など諸々合わせて1時間は見ておいた方がいいい立地だったので、徒歩圏内に引っ越してきた当初は時間が有効に使えて、大変助かった。

なんと言っても、始業前40分前に起きれば私の場合は余裕で会社に間に合ったからだ。

もちろん、遅刻なんて一回もなし。

そして、ちょっと早起きすれば、朝活なんてことができてしまう。

ぶっちゃけ仕事中に眠気に襲われるなんてことはまれだ。

というのも毎日たっぷりと睡眠が取れているおかげで眠くはない。

メリット:激務でもすぐ帰って寝れるから体力に余裕ができる

僕の働いている業種は割と激務として知られる業界で、働き方改革など謳われ始め、少しずつ改善されていっているが、まだまだマンパワーが必要な業界。

納期に追われ、終電ギリギリまで作業している先輩社員の話をよく聞く。

毎日21時近くになってやっとPCを閉じるような毎日を送っていた。

ぶっちゃけ、そんな生活でも、帰った後ご飯を食べて、軽くランニングをするくらいの余裕のある生活ができていた。

それもこれも、通勤時間がほぼないため、その時間を有効に使えるからだ。

残業でおそくなっても、急いで帰ってすぐ寝れば23時には布団に入れるという環境は最強だろう。

会社近くに住む最大のメリットと言って過言ではない。

ここからはデメリットの話をしよう

ぶっちゃけメリットは上の2つくらいだ。

デメリットの方がはるかに多い。このデメリットを承知の上で職場近くに引っ越してほしい。

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デメリット:家の最寄り駅=会社の最寄り駅になる

まずは、小さいデメリットから。

筆者の会社は会社近くに住むという上司がちらほらいて、休日にスーパでばったりあったり、向こうから先輩が歩いてくる、挨拶するか迷う距離に先輩がいるみいたいなシーンが2年で5,6回はあった。

正直関係性にもよると思うが、ガン無視はしずらいだろう。渋々こちらから挨拶するしかないが、地味にこれがストレスだった。

せっかく休日にリラックスしているのに、会社の人間関係を休日に持ち込みたくない!!!そう感じてしまったのだ。

ふとした瞬間にあれは上司ではないか?みたいなことを思いながら生活してみると、休日なのに気が休まらないという状態に陥った。

有給休暇を使っていて、その日夕方から予定があるみたいな場合、帰宅する先輩に鉢合わせないように電車に乗る時間帯を調整したりもしていた。

お気づきかと思うが、会社に近いということは、イコール会社の最寄駅と自分の家の最寄駅が一緒になってしまうのだ。

このデメリットは筆者のようなインキャ属性の人種にはとても厳しい環境であった。

有給を使っているときは彼女と一緒にいる可能性もあるし、一人でゆっくりしたい時もある。そんな時に、誰かに会わないかなみたいなことを心配したくないのである。

別に鉢合わせてもいいんだけど、あれ?何してるん? あ、有給です。みたいな会話をすることが面倒だと感じてしまう僕には完全に向いていなかった。

デメリット:家賃が高い

会計

オフィスというのはある程度立地やアクセスを考えられている。お客様を呼んだり、関係会社と商談したり、面接をしたりするからだ。

そうすると、どうしても都会にオフィスを構えることになる。

すると自然と家賃も上がってくるというわけだ。

ここで、いやそんなのわかっているよと言われそうだが、ちょっと待ってほしい。

会社周辺で、そこまで高くない家賃のお家もあるよという反論が聞こえてきそうだ。そういう部屋を見つけてかんたんに「お、ラッキー」と思ってはいけない。

絶対に内見をして、実際に住んでいるところを想像して見ることをおすすめする。

というのも、会社オフィス周辺にある住まいというのは、ある程度の家賃を出さないと何かしらが犠牲になっている可能性が高いからだ。

その何かしらとは、一概には言えないが、よくあるパターンは、風呂トイレ一緒や、脱衣所がない、脱衣所と洗濯機置き場とトイレが一緒、治安が悪い、設備が古いなど何かしら欠点があり、家賃を下げざるを得ない状態になっているようなことがある。

一個や二個欠点があるだけなら、納得して住むことができるかもしれないが、住んでみると狭すぎて肘をぶつけたりと、だんだんと狭い家に嫌気が差してきたり欠点が目につくようになる。

住居はどうでもいいという人は少ないだろう。いくら寝るだけと言っても、手回しの給湯器や、脱衣所がない家に彼女を招く、といったことは正直嫌だろう。

家賃が高いと言うことは、それなりの文化的な生活水準を得るために平均よりお金がかかるという意味であることを理解してほしい。

逆にそれらを捨てれるなら、家賃が高いという欠点を覆すことができるので会社近くに住むのも良いかもしれない。

デメリット:設備がしょぼくなりがち

これは一個上の家賃が高いというところにつながってくるが、オフィス近くのお部屋は家賃を妥協すると途端に設備がしょぼくなる。

キッチンはこんな感じ。(実際の画像)

はっきり言って、自炊なんかする余裕はないよね。こんなキッチンで料理をしようとは思えない。汁物作って、炒め物してという感じで料理していると、汁物が冷めてしまい温め直すみたいなことが起こる。

何をやっているかわからないよね。

会社に近くに住むことで、通勤時間短縮で時間ができて自炊できるようになりお金を節約しつつ健康になれると思っている人は、甘い。甘すぎる。

引越し数週間後には自炊をやめてお弁当生活になると容易に推測できる。

オフィスに近い立地の部屋はある程度の家賃を出すか、いっそ都心から離れるということをしないと普通サイズのキッチンがある家には住むことはまず無理だと思ってもらった方がいい。

都心タワマンに住める人なら気にする必要はないのだけど、大半の日本人にとってそれは憧れであり、現実的ではない。

だから、ある程度家賃が安くて職場に近いという物件を選択すると、設備のどれかを犠牲にしないといけなくなるわけやね。

僕の場合は、キッチンが犠牲になってしまい、自炊は愚か、コーヒーを入れるのも狭くてイラつくという結果になってしまっている。(コーヒーを入れるのが下手なだけ?)

正直、自炊派は職場近くに住むと毎日イライラして仕方ないと思う。

それから、おそらくハウスメーカなどが設計をするときに、独身用の部屋の場合は、まずキッチンを狭く設計し、料理好きの人権を奪い取るのが定石な気がしている。

一人暮らしの部屋で自炊がしたいなら、都心部から30分ほど離れると、いい部屋が見つかると思われる。

電車通勤で考えている場合は、1,2駅離れたって誤差なのだからちょっとずつ範囲を広げていって家を探す、ということができる。

しかし、会社近く徒歩圏内みたいな探し方をすると、選択肢が狭まりすぎて、皆さんのニーズに合致するお部屋が見つかりにくくなる。

そうすると結果的に不満のある部屋に住む羽目になるかもしれないということは心に留めて置いて欲しいい。

デメリット:近いやんという理由で出社組とされる

昨今テレワークが一般化してきている。

これは例のウイルスの影響で唯一良かった点である僕は思う。

社会的にテレワークでも仕事ができるかということを強制的に社会実験したことによって、あら案外行けてしまうじゃないの、ということを示してくれた。

そこで問題になってくるのが、どうしてもオフィスでないと出来ない作業がある場合だ。

僕の職種的には、オフィスでしかできないことなんてのはとっても稀なんだけど、やっぱりオフィスでないとできないみたいな作業は出てくる。

そうすると、家が近い人を優先的に出社させるという動きが出てくる。

どうして、家が近いことを知っているの?という疑問が浮かびあがってくるだろうが、これは飲み会が盛んだったころに、世間話として話したからだ。

当時はその情報をこんなふうに使われるなんて思っていなかった。。。

会社としては経費をできるだけ少なくしたいし、他の社員からすれば、徒歩でオフィスに行けるのだから、俺たちが出社するより楽だし、お願いします。

みたいな雰囲気が漂っていて、断るに断れないことになっている。

考えてみてほしいが、いくら近かろうが、テレワークしている最中に、出社してと言われても、髪を整えて、着替えて、入管証確認してという身支度の時間は必要だ。

その身支度の時間をないように扱われてしまう。ぶっちゃけこれは環境によるだろうが、近い=すぐ出社できるとは限らないと言うことを彼ら彼女らはわかっていない。

デメリット:飲み会後の休憩場になる

これは同僚や先輩後輩との関係性に依存するわけなんだけど、ある程度仲いい関係なら、「家お邪魔させてよー」となること間違いなし。

まず第一に、20代前半が会社近くに借りれるお部屋なんて無茶苦茶狭いに決まっている。ソファーも置けないから居心地も良くないのに、、、と思ってしまう。

また、ぶっちゃけ僕は彼女と親、親しい友だち以外を家に入れたくないので、面倒くさいことこの上ない。

かといって断るのも違う。

(しゃーーーーない。)「どうぞ。お上がりください。」 となってしまうのだ

面倒くさいから飲み会自体嫌いになってくる。悪循環だと思う。

デメリット:定期代がないから違う街への移動は必ず交通費がかかってくる

会社員あるあるで、都心にオフィスがある場合やオフィスへ行く途中に経由する駅が大きめの新宿や渋谷、大阪・梅田、三宮とかの場合は、定期を使ってお買い物しに行くことができる。

最近はリモートワークで定期を買わずに発生したときに請求に変更になった我社なのだけれど、未だに定期代で都心部に出てこれる人たちがたくさんいるのは事実。これは結構ずるい。

これは実際に味わってみないとわからないところではあるんだけど、こういう小さい不満が転職の動機につながる。

交通費って結構馬鹿にならないし、あの子は定期で遊びに行っている、、僕は自腹・・・?のような瞬間は必ずやってくる。

長く働きたいならこういう小さなイライラはないほうがいい。

デメリット 休日出勤中の上司に合う可能性がある

まだデメリットがあるの。。と言われそうだが、これで最後だ。

休日出勤する上司の下で働くのなら、注意したほうがいい。

働き方改革といえど、土日にしか対応できないことや、時間に追われて、といって休日出勤するケースもあるだろう。

考えてみてほしい、折角の休日にルンルン気分で駅に向かっていると、前から休日出勤するために出勤してきた上司が歩いてくる。。。

気まずいことこの上ない。

休日は休日だから!と割り切るのが良いのだろうが、僕の場合はなにか心に引っかかるものがあり、休日のルンルン気分が吹き飛ばされる事があった。

まとめ  どういう立地に済んだらいい?に対する答え

読んでわかってもらえたと思うが、オフィスに徒歩圏内のお部屋を借りることはおすすめしない。

僕は住んでみてデメリットのほうが遥かに大きかった。

更に追い打ちをかけたのがテレワーク推進で、むしろ会社に近いことが嫌になることも多く、もう会社徒歩圏内には住まないと誓う。

じゃあどうするかというと、

特急、快速、新快速などが停まる駅で、駅まで徒歩15分まで、ドアTOドアで職場まで40分(できれば30分)のお部屋をおすすめする。

特急が停まるというのは割と重要で、若干家賃は高くなるが、移動時間短縮はやはり正義。近すぎず遠すぎずというのを確立するには特急や新快速、快速などを使うのがベスト。

大いに悩んでいただいて、良い結論が出せる手助けにしていただけると幸いだ。

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