AIチャットはチャットベースで、AIに何でも質問できるというサービスの総称である。
有名なのはchatGPTやBing AIなどがある。Bing AIも中身はOpenAIの大規模言語モデルを利用しているので、ほぼ同じである。
さて、ここ1年で、AIが脅威と言われだして、皆さん戦々恐々としているところであるが、さらにAIチャットにロール(役割)を持たせ、会話ベースで先に行ったことをデータベース化して、長期保存できるようにしたりと改良案がたくさん出てきている。
その中にAI Agentと呼ばれるものが、推し進められている。
Agentとは、独立した意識を持つといったイメージととらえてもらえればよい。
さてこのAI Agentでびっくりしたことが、AI Agentにソフトウェア開発会社を起業させてみようということがなされている。下記参照
https://github.com/OpenBMB/ChatDev
Googleで検索しても面白い記事がたくさん出てくるので、検索してみてほしい。
なにができるのか
結局何が出来るの?
ということだが、リサーチのAgentが多い。
なので、市場調査や規模調査などに使用できる。
秘書AIなども出てきそうだが、話題になっているものはない。
今の所、調査関連が得意と思っていただければと思う。
今後、予約エージェントや注文エージェントも出てくると思っている。
ただそれにはサイト側が、AI側へAPIを提供するか、HTML Dom構造を理解し、実行するAIを開発する必要があり、ハードルがありそうだと思っている。
もっともHTML解析については、Googleのサーチエンジンが得意としているところだと思うので、現実的かもと思っている。
Cognosys
テストプランが用意されているので、気になった方は登録してみて使ってほしい。
仮想ソフトウェア開発会社(chatDev)
何をやっているかは単純で、ロールを持った人を作成し(CEOやプログラマ等)その人たち同士をチャットで会話させてソフトウェアを作成していくというものである。
要はAI同士が話して、製品を作り上げていくのである。
人間の手を全く入れずに、簡単なゲームや、サイトを作成してしまうのである。
GitHubに公開されているので、アクセスして、ローカル環境作成をする必要がある。少し面倒くさいが、かなり面白い取り組みであると思う。
結局、裏で動かしているのは、ChatGPTなのだが、AI同士を会話させるという仕組みを作るのは面倒くさいので、このchatDevを利用することで、
AI同士で会話させ指示を出し、プロダクトを作成することが出来るという所を実感できると思う。
料金についてはChatGPT-4のAPI利用料金だけで使用することが出来る。
ただし残念ながら、ChatDevが作成したソフトウェアを公開してお金を儲けようとしてはいけない。営利目的での使用は禁止されているからである。
ばれるかなどという話では、ばれないかもしれないが、ルールを無視することで、AI分野の発展を妨げることにつながるので、ChatDevで作成したプロダクトを営利目的で後悔するのは、絶対にやめてほしい。
まとめ
世間の印象としては、AIに仕事を奪われると恐れている人たちはそんなにいないのではないだろうか?ここ3~5年くらいでは、そんな進化しないだろうと思っている人たちが大半の印象である。
でも注意してほしい、AI分野の進化というのはもう誰も把握できていないのである。
筑波大学の落合教授も言っていたが、AIの進化を完全に把握できている人はいない。しかも内部で何が起きているかを完全に把握することが出来なくなっていると。
この発言からも分かるが、1年で驚くべきところまで進化してしまうのである。
なので今回紹介したAI Agentも数か月後には古くなり、新しいAgentが出てきているだろう。
そんな進化を否定せずに、利用していくことがAI時代を生き抜くすべであると思う。